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目次
継続企業の前提に関する監査人の検討
総論
- 継続企業の前提=Going Concern (GC)
- 導入の背景:期待ギャップの解消・国際的調和
- 平成21年の改訂:従来、一定の事象や状況が存在すれば直ちに注記していたが、リーマンショックを契機に経営者の評価及び対応策を実施して、重要な不確実性が認められない場合には、注記が不要になった(ただ、財務諸表以外の箇所に記載することとした)
- 監査人の対応:企業の事業継続能力・存続を保証するわけではない。あくまで、会計処理・開示の適正性に関する意見表明の枠組みの中である。
経営者の継続企業の前提の評価プロセス
- 継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているか評価
- なし→終了
- あり→対応策を検討し、ステップ2へ
- 重要な不確実性が認められるか評価
- なし→財務諸表以外の箇所に記載
- あり→ステップ3へ
- 継続企業を前提とした財務諸表を作成することが適切であるか評価
- 適切→注記
- あり→継続企業を前提とした財務諸表を作成できない
監査人の継続企業の前提の監査プロセス
- リスク評価手続(経営者が予備的な評価をしているか判断、リスク評価手続の段階のみならず監査の仮定を通じて評価)
- 期末日付近:経営者の評価の検討(全ての関連する情報が経営者の評価に含まれているかどうか)
- 評価を検討する期間:1年間。超える期間については質問をするだけでよい
- 重要な疑義が生じる事象又は状況を識別した場合:経営者の対応策を検討、資金計画を検討、追加的な事実又は情報がないか検討、経営者確認書を要請、監査役等とのコミュニケーション
- 十分かつ適切な監査証拠を入手をできなかった場合→監査範囲の制約
- 重要な不確実性が認められるか否かの判断を結論づける
- 認められる場合、継続企業を前提と指定財務諸表を作成することの適切性を評価。不適切な場合(経営者の意図がある場合又は現実的な代替案がない場合)は不適正意見を前提とする。適切な場合はステップ5へ
- 認められない場合→無限定適正意見(追加的な注記事項が必要となる場合もある)
- 注記事項の検討を行う
- 注記事項が適切→無限定適正意見
- 注記事項が不適切→限定付き適正意見又は不適正意見
- 注記を行わない→不適正意見
- 未確定事項→意見不表明
貸借対照表日後の事象に関する対応
- 貸借対照表日後の後発事象:経営者は重要な後発事象として注記、監査人は後発事象を強調事項として記載
- 貸借対照表以前の事象・状況の明白化:経営者は継続企業の前提に関する事項として注記、監査人は継続企業の前提に関する重要な不確実性区分を設ける
- 貸借対照表日後の解消:経営者は注記を行う必要はない。重要な後発事象として注記する場合もある
不正への対応
虚偽表示の分類
- 不正:意図的な行為
- 内容による不正の分類:不正な財務報告と資産の流用
- 関与者による不正の分類:経営者不正と従業員不正
- 不正の特徴:隠蔽する
- 誤謬:意図的でない行為
不正な財務報告と資産の流用
不正な財務報告 | 資産の流用 | |
---|---|---|
利用者を欺く意図 | あり | なし |
主な関与者 | 経営者 | 従業員 |
内部統制の無効化 | あり | なし |
金額 | 多額 | 少額 |
重要な虚偽表示に該当する可能性 | 相対的に高い | 相対的に低い |
不正のトライアングル
- 動機・プレッシャー
- 機会
- 姿勢・正当化
不正への対応総論
- 経営者の責任:不正を防止し発見する基本的な責任
- 取締役会・監査役等の責任:不正を防止し発見する責任
- 監査人の責任:経営者が内部統制を無効化するリスクを常に考慮する。法的判断は行わない
- 不正と誤謬を発見できない可能性:
- 不正を隠蔽するために巧妙かつ念入りに仕組まれたスキームを伴うことがある
- 会計上の見積りは不正によるものか誤謬によるものか判断することが困難
- 経営者不正は従業員不正より発見しにくい
リスク評価手続
- 経営者、及び必要な場合はその他の企業構成員に対して質問
- 経営者への質問:不正による重要な虚偽表示リスクに対する経営者の評価、管理プロセス
- 企業構成員:異なった視点の回答を得ることができる
- 取締役会及び監査役等の経営者に対する監視の状況を理解
- 分析的手続で通例ではない又は予期せぬ関係を検討
- その他の情報を検討
- 不正リスク要因が存在しているかどうか検討
- 例:楽観的なプレス・リリース、過大なプレッシャー
- 不正リスクは、特別な検討を必要とするリスクである
- 収益認識には不正リスクがあるという推定に基づき、判断する必要がある。
不正リスクの事例問題
- 不正の種類:不正な財務報告、資産の流用の隠蔽
- 不正リスク要因:動機・プレッシャー、機会、姿勢・正当化
- 不正への関与者:経営者不正、従業員不正
今日やったこと
- 監査論の継続企業、不正リスク
- 管理会計論の製造間接費、個別原価計算の練習問題
明日やること
- 監査論の続き
- 財務会計論(理論)の復習
- 財務会計論(計算)の連結会計
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