財務会計論(計算)

連結会計(資本連結) (2020年12月2日・財務会計論(計算))

短答式試験まで 171 日

論文式試験まで 260 日

連結・持分法の解消

考え方

  • これを間違えると、ほとんどの項目が間違ってしまうので要注意!!!
期首 期末
B/S 連結しない 連結しない
P/L 連結する 連結しない
S/S 当期首残高のみ連結 当期末残高以外連結する

パターン

  1. 連結→持分法(例:80%→25%)
  2. 連結→投資有価証券(例:80%→10%)
  3. 持分法→投資有価証券(例:25%→10%)

連結→持分法

  • 売却時に売却割合分ののれんも消去する
  • 非支配株主持分は0
  • のれんは0
  • 関係会社株式は、支配獲得時から売却後持分持っていたと仮定して持分法を適用した額を計上
  • 期首売却の場合、P/Lは普通の連結と同じ
  • 翌期以降は持分法を適用する

連結→投資有価証券

  • 売却時に売却割合分ののれんも消去する
  • 非支配株主持分は0
  • のれんは0
  • 投資有価証券は、個別財務諸表の帳簿価額
  • 期首売却の場合、P/Lは普通の連結と同じ

持分法→投資有価証券

  • 投資有価証券は、個別財務諸表の帳簿価額
  • 取得後剰余金のち、売却割合を売却益と相殺消去
  • 期首売却の場合、P/Lは普通の持分法と同じ

子会社に欠損が生じた場合

考え方

  • 債務超過の分だけ非支配株主持分を親会社が負担する
  • 債務超過が解消するまで、親会社が全ての利益をもらう
  • 親会社の個別財務諸表上で子会社を減損処理している場合減損処理は連結上取り消す

子会社の決算日が連結決算日と異なる場合

  • 原則:連結決算日の正規の決算に準ずる合理的な手続
  • 例外:3ヶ月を超えない場合は、子会社の正規の決算を基礎として連結決算を行うことができる
    • ただ、連結会社間の取引に係る会計記録の重要な不一致について、必要な調整を行う

複数の取引が一つの企業結合等を構成している場合の取り扱い

  • 追加取得時ものれんを計上(資本剰余金は計上しない)
  • のれんは、期首に取得されたものとして消却

今日やったこと

  • 監査論のグループ監査、専門家の利用、内部監査人の利用
  • 企業法の復習
  • 財務会計論(計算)の資本連結の論点

明日やること

  • 監査論の続き
  • 管理会計論の練習
  • 財務会計論(理論)の復習