短答式試験まで 272 日
論文式試験まで 361 日
目次
値引・割戻
値引・割戻の会計処理
- 原則:購入原価から控除
- 例外 ①:同種材料の購入原価から控除
- 例外 ②:材料副費や材料受入価格差異から控除
- 購入原価=送り状記載価格ー値引・割戻+材料副費
割引
- 財務活動の成果なので、営業外収益として処理する。よって、原価計算には無関係
予定受入価格
受入価格の算定方法
- 原則:実際の購入原価
- 必要がある場合:予定購入価格
- 予定受入価格は、材料副費も込みで設定する
材料受入価格差異
- 材料受入価格差異=予定受入価格 × 実際購入数量ー実際購入数量
材料受入価格を使用する利点4 つ
- 購買活動の管理:購買担当者が適切な仕入れを追求する動機づけ(受入時の利点)
- 記帳の簡略化:材料元帳の受払記録を数量のみに止めることができる(受入時の利点)
- 製品原価の変動の排除:財務諸表上の比較性を確保することができる(消費時の利点)
- 計算の迅速化:月末まで待つことなく実際消費高を計算可能(消費時の利点)
材料の消費額の決定
消費額の算定方法
- 出入記録を行う材料:実際の消費数量(Q)×消費価格(P)
- 出入記録を行わない材料:当期の買入額
材料の消費数量の算定方法
- 原則:継続記録法
- 容認:棚卸計算法
継続記録法 | 棚卸計算法 | |
---|---|---|
棚卸減耗の把握 | できる | できない |
払出の目的や用途別の測定 | できる | できない |
手間 | かかる | かからない |
消費価格の算定方法
- 原則:実際の購入原価
- 容認:予定消費価格
実際消費価格
- 個別法:バーコード管理。宝石等の高価な材料のみ
- 先入先出法(仮定計算)
- 総平均法(仮定計算)
- 移動平均法(仮定計算)
予定消費価格
- 材料消費価格差異=予定消費価格×実際消費数量ー実際消費額
- 利点:①製品原価の変動の排除②計算の迅速化
予想される問題
- 購入原価を求める問題(値引・割戻あり)
- 予定受入価格を使って購入原価を求める問題
- 材料の消費額を実際消費数量を元に求める問題
- 材料の消費額を予定消費価格を元に求める問題
今日やったこと
- 財務会計論理論の基本論点
- 管理会計論材料費の続きの論点
- 練習問題
- 復習(包括利益・在外子会社・個別C/F計算書)
明日やること
- 材料費会計の論点続き
- 財務理論の論点続き
- 練習問題
- 財務会計論(計算)の復習