短答式試験まで 308 日
論文式試験まで 397 日
追加取得(連結会計)
追加取得とは
追加取得とは、支配獲得後に子会社株式を追加で取得すること。
会計処理
- 追加取得時
- 非支配株主持分:追加取得に対応する非支配株主持分を消去
- 追加取得にかかった差額:直接、資本剰余金から控除(のれんではない)
- 追加取得にかかった金額(親会社のB/Sの子会社株式勘定)=非支配株主持分+追加取得にかかった差額
- 仕訳:非支配株主持分ー当期変動額 XXX / 子会社株式 XXX
資本剰余金ー当期変動額 XXX
- 子会社利益の按分
- 子会社利益は、追加取得後の非支配株主持分比率を非支配株主に按分する
- 仕訳:非支配株主に帰属する当期純損益 XXX / 非支配株主持分ー当期変動額 XXX
子会社の配当金(連結会計)
考え方
- 親会社の剰余金の配当:連結上の剰余金の配当
- 子会社の剰余金の配当:
- 親会社の持分:親会社が計上している受取配当金と相殺
- 非支配株主の持分:非支配株主持分と相殺
会計処理
- 仕訳:受取配当金 XXX / 利益剰余金ー剰余金の配当
非支配株主持分ー当期変動額 XXX / 利益剰余金ー剰余金の配当 - 子会社の当期配当額のうち、親会社持分の額P/L上の受取配当金が減り、非支配株主の持分額B/S・S/S上の非支配株主持分が減る。
- 前期以前の配当金の額は、当該期間の子会社の純利益と相殺して、利益準備金ー当期首残高/非支配株主持分の仕訳をしてしまった構わない。
剰余金の処分(連結会計)
- 利益準備金・任意積立金:連結上はすべて利益剰余金となるので、無視
- 資本組入:子会社の資本はすべて、開始仕訳の投資と資本の相殺消去において消去されるので関係ない。親会社の資本組入のみS/Sに記録される。
予想される問題
- 追加取得の問題
- 子会社の配当金の問題
今日やったこと
- 連結会計の基本の続きの論点
- 連結会計の該当練習問題
明日やること
- 連結会計の続き
- 練習問題