財務会計論(計算)

連結会計の基本 5 一部売却  (2020年7月19日・財務会計論)

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一部売却とは(一部売却)

一部売却とは、支配獲得後に子会社株式を売却すること。(売却後も支配は継続)

考え方(一部売却)

  • 売却分の資本は非支配株主持分に振り替える。売却時の利益は、取得後の利益と費用の影響分消去し、残りは資本剰余金に振り替える

具体的な会計処理(一部売却)

一部売却における連結修正仕訳

  • 子会社株式:個別上の売却原価分プラス
  • 非支配株主持分:(売却時の子会社資本合計×売却比率)をプラス
  • 子会社株式売却損益:0にする。P/Lの、「親会社株主に帰属する当期純利益」もその分減額する。
    • 内訳:消去分連結上の売上原価ー個別上の売上原価(取得後剰余金ーのれん当初計上額)×売却割合資本剰余金への振り替え分総額ー消去分
  • 資本剰余金:(売却価額ー連結上の売上原価)の額プラスする
  • 仕訳:子会社株式    XXX / 非支配株主持分ー当期変動額 XXX
       子会社株式売却益 XXX
       子会社株式売却益 XXX / 資本剰余金ー当期変動額 XXX

一部売却後の子会社利益の按分

  • 売却後の比率

一部売却後ののれん消却

  • 売却前と同じ額を継続

予想される問題

  • 一部売却の問題

今日やったこと

  • 連結会計における一部売却
  • 連結会計における一部売却の練習問題

明日やること

  • 連結会計の続き
  • 練習問題