短答式試験まで 229 日
論文式試験まで 318 日
目次
最適セールス・ミックスの意思決定(短期利益計画)
短答での重要度
- 応用されにくいので、短答で出題されたら解きに行くべき
出題パターン
- 共通の制約条件が一つの場合:共通の制約条件単位当たりの貢献利益が大きい製品に優先的に資源を配分
- 共通の制約条件が複数の場合
- 製品の種類が2つ:LPモデルを適用
- 製品の種類が3つ以上:LPモデルを適用(シンプレックス法を使う場合は捨てる)
共通の制約条件が一つの場合
- 最大化対象が貢献利益
- 制約条件が時間:時間当たりの貢献利益を比較
- 制約条件が売上高:売上1円当たり貢献利益=貢献利益率を比較
- 制約条件が販売量:販売量1個当たり貢献利益=貢献利益単価を比較
- 最大化対象が売上高(販売部門が間違った意思決定をしている場合)
- 制約条件が時間:時間たり売上高を比較
- 制約条件が販売量:販売価格を比較
- 共通の制約条件に加えて、個別の制約条件が追加されることもある
共通の制約条件が複数あり、製品の種類が2種類の場合
- それぞれの制約条件当たり貢献利益の優位が2種類の製品で同じ場合:共通の制約条件が一つの場合と同じ
- それぞれの制約条件当たり貢献利益の優位が2種類の製品で異なる場合:LPモデルを適用
- 傾きによる方法で最適セールス・ミックスを求めるのが速い
共通の制約条件が複数あり、製品の種類が3種類の場合
- それぞれの制約条件当たりの順位付けがすべて同じ場合:共通の制約条件は一つの場合と同じ
- それぞれの制約条件当たり貢献利益の順位付けが異なる場合:
- 最も優位な製品が存在する:最も優位な製品を優先的に生産し、残りの2つはLPモデル適用
- 最も劣位な製品が存在する:優位な製品同士でまずLPモデルを適用し、残りの生産能力を劣位な製品に割り振る
- それ以外:シンプレックス法を適用する必要があるので、捨てる
自製か購入(外注)かの意思決定(差額原価収益分析)
出題パターン
- 現在保有している遊休生産能力を利用するケース
- 遊休生産能力が生じるケース(機会原価を考慮)
- 遊休生産能力がないケース
- 別の製品や部品の一部製造を断念することで生じた生産能力を利用する(機会原価を考慮)
- 生産設備の貸し出しを受ける
- 生産設備を購入する→設備投資の経済性計算
自製か購入かの意思決定時に考慮すべき定性的な要因
- 外注化:技術の流出
- 部品の購入:技術力の低下
- 両方:品質、納期面のリスク
注文引受可否の意思決定(差額原価収益分析)
出題パターン
- 本質は価格低限
- 既存の取引先に影響を与える場合
- 追加注文が連産品である場合
- 常備材料を使用する場合
追加加工の可否の意思決定(差額原価収益分析)
ポイント
- 短答では簡単なので解きに行くべき
- 基本、連産品で出題される
- ダミーデータが多いので注意
経済的発注量分析(EOQ)(差額原価収益分析)
EOQモデルの意義
- トレードオフの関係にある発注費と保管費の合計を最小化する1回あたりの最適発注量を特定するもでる(ボーモル・トービン・モデルに似ている)
基本的な算定式
- 短答では解きに行くべき
\frac{Y}{Q} \cdot C = \frac{Q}{2} \cdot I
計算上の注意点
- 在庫関連総原価に含まない原価
- 資本コストの取り扱い
- 購入単位が定められている場合
- 1回あたりの発注量に応じて値下げが受けられる場合
- 安全在庫がある場合
予想される問題
- 最適セールス・ミックスの決定
- 自製か購入かの選択
- 注文引受可否の意思決定
- 経済的発注量分析
今日やったこと
- 管理会計論の答案練習
- 財務会計論(理論)の続きの論点
- 財務会計論(理論)の復習
明日やること
- 管理会計論の続きの論点
- 管理会計論のまとめ、練習問題
- 財務会計論(理論)の企業結合の論点の復習