短答式試験まで 237 日
論文式試験まで 326 日
目次
CVPC分析(短期利益計画)
意義
- 資本の効率的運用と回収をも考慮した分析手法
用語
- 資本利益率(経営資本営業利益率、総資本経常利益率)
- 資本利益率=売上高利益率✕資本回転率
- 資本回収点売上高:投資資本を1回転させるときの売上高
- 変動的資本と固定的資本
- 変動的資本:計画販売量を生産したときにかかる変動的資本
解き方
- 問題の前提:資本の金額は与えられる
- 基本公式:MP率✕売上高=@MP✕売上個数=固定費+営業利益
- 資本利益率を求める問題:基本公式で営業利益を求めるだけ
- 売上高利益率と資本回転率を求める問題:資本利益率を求めて、売上高をかませるだけ
- 目標となる資本利益率を求める問題:与えられた資本利益率を元に目標営業利益を算定し、基本公式にあてはめる
- 変動的資本と固定的資本の問題:変動的資本は売上高に比例するので、変動的資本を売上高Sに置き換えて基本公式を解く
- 注意:税引前か税引後か意識
多品種製品のCVP分析(短期利益計画)
複数製品を扱う場合の損益分岐点の意義
- 極めて曖昧な数値なので、単一製品を扱う場合に比べて分析する意義が少ない
解き方
- 前提:セールス・ミックスは一定
- 基本公式:MP率✕売上高=@MP✕売上個数=固定費+営業利益
- 販売量比率一定の場合:ワンセットの貢献利益をベース(貢献利益を加重平均)に基本公式に当てはめる
- 売上高比率一定の場合:貢献利益率を加重平均し、基本公式に当てはめて売上高を求める
- 多段階貢献利益を想定した分析:予算損益計算書を作り、グラフを描いて算定
- 貢献利益率の高い製品から順
- 貢献利益率の低い製品から順
全部原価計算におけるCVP分析(短期利益計画)
解き方
- 生産量と販売量が等しいという仮定が必要
- 固定製造間接費の操業度差異を売上原価に加えて計算
- 販売量をXとして、全部原価計算の損益計算書を作成して解く
感度分析(短期利益計画)
感度分析の意義
- 製品の販売価格、販売量、変動費、固定費の変化が営業利益に与える影響を分析すること
解き方
- 直接原価計算のP/Lを作成し、求めたい数値をXと置いて解く
予算編成(予算管理)
予算編成総論
- 損益予算と資金予算(財務予算):損益予算は見積損益計算書に集約、資金予算は見積貸借対照表と見積キャッシュ・フロー計算書に集約
- 予算編成の流れ:予算編成方針の示達→部門予算の編成→総合予算の編成
解き方
- 売上高予算が出発点
- ボックス図を合計6個使って解く(当期4個、次期2個、2期後1個)
- 当期の製品勘定作成
- 次期の製品勘定作成
- 当期の材料勘定作成
- 2期後の製品勘定作成
- 次期の材料勘定作成
- 当期の材料勘定作成
- 当期の買掛金勘定作成
- 注意:現金を求める問題は基本捨ててよい
予算統制(予算管理)
解き方
- 総額法・差額法のどちらもP/Lを作って求める
- 計画予算、変動予算、実績の差額を求めて算定
- 差額法:販売数量差異をまとめて分析する
- 総額法と差額法の判断基準
- 変動費の数量差異を求められている→総額法
- 数量差異を答える欄が一つだけ→差額法
予想される問題
- CVPC分析の問題
- 多品種製品のCPV分析
- 感度分析の問題
- 予算編成の問題
- 予算実績差異分析の問題
今日やったこと
- 管理会計論の短期利益計画、予算統制の論点
- 財務会計論の四半期財務諸表、外貨建取引の論点
明日やること
- 管理会計論の計算問題
- 財務会計論(計算)の事業分離・在外子会社の復習
- 財務会計論の四半期財務諸表、外貨建取引の論点のまとめ
- 管理会計論・財務理論の理論確認
- 管理会計論の復習