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論文式試験まで 394 日
目次
成果連結の考え方（成果連結の基本）
- 連結会社間の取引は、個別財務諸表上では計上されるが、連結財務諸表では計上されるべきではない。なぜなら、内部取引だから。
- 連結会社間の取引は連結修正仕訳にて相殺消去する必要がある。
商品売買取引の相殺（成果連結の基本）
考え方
- 連結会社間の売上と売掛金・受取手形を相殺する
対象
| 販売側 | 購入側 | |
|---|---|---|
| P/L | 売上高 | 売上原価（仕入高） |
| B/S | 売掛金 | 買掛金 |
| B/S | 受取手形 | 支払手形 |
金銭賃借取引の相殺（成果連結の基本）
考え方
- 連結相互間で金銭を貸借している場合には、賃借に係る金額を相殺消去する
対象
- 借入金と貸付金
- 受取利息と支払利息
- 未収収益と未払費用
未実現利益の消去（成果連結の基本）
考え方
- 連結会社相互間の取引から生じた損益が、資産に含まれている場合、その損益は連結上実現していない。
- その金額を消去する必要がある。
2種類の未実現利益
- ダウンストリーム：親会社から子会社
- アップストリーム：子会社から親会社
棚卸資産に係る未実現利益の消去（成果連結の基本）
ダウンストリーム
- 未実現利益発生時（当期）
- 商品売買取引の相殺： 売上高 XXX ／ 売上原価 XXX
- 期末未実現利益の消去： 売上原価 XXX ／ 商品 XXX
- 未実現利益解消時（翌期）
- 期首未実現利益の消去及び実現： 利益剰余金ー当期首残高 XXX ／ 売上原価 XXX
アップストリーム
- 考え方：ダウンストリームに加え、未実現利益を非支配株主にも按分する
- 未実現利益発生時（当期）
- 商品売買取引の相殺： 売上高 XXX ／ 売上原価 XXX （ダウンストリームと同じ）
- 期末未実現利益の消去： 売上原価 XXX ／ 商品 XXX （ダウンストリームと同じ）
- 非支配株主への損失の按分： 非支配株主持分ー当期変動額 XXX ／ 非支配株主に帰属する当期純利益 XXX
- 未実現利益解消時（翌期）
- 期首未実現利益の消去及び実現： 利益剰余金ー当期首残高 XXX ／ 売上原価 XXX （ダウンストリームと同じ）
- 期首未実現利益の消去（非支配株主の分）： 非支配株主持分ー当期首残高 XXX ／ 利益剰余金ー当期首残高 XXX
- 実現（非支配株主の分）： 非支配株主に帰属する当期純損益 XXX ／ 非支配株主持分ー当期変動額 XXX
予想される問題
- 棚卸資産の未実現利益に係る連結修正仕訳
今日やったこと
- 成果連結における棚卸資産未実現利益の消去
明日やること
- 税効果会計
- 練習問題・答案練習
