財務会計論(計算)

2020年6月17日 財務会計論(商品売買・棚卸資産)

第 1 回短答式試験まで 171 日

論文式試験まで 428 日

商品の数量と価格の計算方法(商品売買)

商品の数量の計算方法(2種類)

  1. 継続記録法
    • 商品有高帳あり
    • 期末帳簿棚卸高が算定可能
    • 棚卸減耗が算定可能
  2. 棚卸計算法
    • 商品有高帳なし
    • 期末帳簿棚卸高が算定不可
    • 棚卸減耗が算定不可

商品の価格の計算方法(5種類)

  1. 個別法
  2. 総平均法
  3. 移動平均法
  4. 先入先出法
  5. 最終仕入原価法

商品売買の会計処理方法(商品売買)

5つの会計処理方法

  1. 三分割法←これはマスト
  2. 総記法
  3. 分記法
  4. 売上原価対立法
  5. 小売棚卸法

3分割法での集計(3種類)

  1. 仕入れ」勘定で集計
  2. 売上原価」勘定で集計
  3. 損益」勘定で集計

五分割法・七分割法・九分割法(商品売買)

登場する勘定科目

  • 繰越商品
  • 仕入
  • 売上
  • 仕入値引戻し=仕入戻し+仕入値引
    • 仕入戻し:不良品・品違いの購入による返品
    • 仕入値引:不良品・品違いの購入による値引
  • 売上値引戻し=売上戻り+売上値引
    • 売上戻り:不良品・品違いの販売による返品
    • 売上値引:不良品・品違いの販売による値引
  • 仕入割戻し:大量購入による値引(リベート)
  • 売上割戻し:大量販売に対する値引(リベート)
  • 仕入割引:「売掛金」(負債)を期日より早く支払ったことに対する利息。(営業外収益)決算整理仕訳必要なし
  • 売上割引:「買掛金」が期日より早く支払われたことに対する利息。(営業外費用)決算整理仕訳必要なし

五分割法

  1. 繰越商品
  2. 仕入
  3. 売上
  4. 仕入値引戻し
  5. 売上値引戻り

七分割法

  1. 繰越商品
  2. 仕入
  3. 売上
  4. 仕入値引
  5. 仕入戻し
  6. 売上値引
  7. 売上戻り

九分割法

  1. 繰越商品
  2. 仕入
  3. 売上
  4. 仕入値引
  5. 仕入戻し
  6. 売上値引
  7. 売上戻り
  8. 売上割戻し
  9. 仕入割戻し

棚卸減耗(棚卸資産)

先入先出法と総平均法による違い

  • 先入先出法:繰越商品のうち、先に仕入れたもの
  • 総平均法:繰越商品の平均単価

損益計算書の表示

  • 原価性がある場合(想定内):棚卸減耗、売上原価or販管費
  • 原価性がない場合(想定外):棚卸減耗、営業外費用or特別損失

※問題文の指示によって、棚卸減耗の損益計算書上の表示は変化し、売上総利益の値に影響するので注意!!

商品評価損(棚卸資産)

注意点

  • 賞味売却価額が取得単価を上回っている場合、商品評価益を計上しない

売価還元法(棚卸資産)

売価還元法の適用事例と厳密性

  • 適用事例:取扱商品数が多数のとき
  • 厳密性:厳密性は失われる

3パターンの売価還元法

  1. 売価還元平均原価法
  2. 売価還元低価法(商品評価損を認識する
  3. 売価還元低価法(商品評価損を認識しない

今日やったこと

  • 商品売買と棚卸資産の理論

明日やること

  • 商品売買と棚卸資産の練習問題
  • 有価証券の理論