租税法

有価証券、棚卸資産、外貨建取引、繰越欠損金 (2021年1月10日・租税法)

短答式試験まで 132 日

論文式試験まで 221 日

有価証券

論点

  • 取得価額:
    • 購入・有利発行以外の払込み・有利発行の株主割当:金額+付随費用
    • 有利発行の第三者割当て:時価
  • 譲渡損益:
    • 法定:移動平均法
    • 届出をすれば、総平均法も可能
  • 期末評価
    • 売買目的有価証券:時価(洗替)
    • 償還有価証券:償却原価法原則と特例の有利選択
    • その他:原価法
  • 社債(発行者側):特例処理なし!

棚卸資産

論点

  • 期末評価方法
    • 法定:最終仕入原価法
    • 届出を行った場合:個別法、先入先出法、総平均法、移動平均法、最終仕入原価法、売価還元法
  • 短期売買商品:売買目的有価証券と同様に扱う
  • 暗号資産
    • 活発な市場が存在する場合:時価法
    • 活発な市場が存在しない場合:原価法
    • 譲渡原価:移動平均法による原価法

外貨建取引

期末換算

  • 選択不可能なもの
    • 売買目的有価証券→期末時換算法
    • 売買目的有価証券以外の有価証券で、償還期限・金額がないもの→発生時換算法
    • 外国通貨→期末時換算法
  • 選択可能なもの(届出を行った場合、発生時換算法・期末時換算法どちらも可能。ただ、届出を行わなかったときの法定は以下で決まっている)
    • 短期外貨建債券・債務→期末時換算法
    • 長期外貨建債権・債務→発生時換算法
    • 償還期限・金額の定めがある有価証券→発生時換算法
    • 短期外貨預金→期末時換算法
    • 長期外貨預金→発生時換算法
  • 長短分類:決済日が期末日から1年以内か1年超か
  • 前渡金・前受金は、換算対象外
  • 洗替方式

為替予約(振当処理)

  • 基本:会計上と同じ
  • 短期外貨建資産等の場合:一気に損金・益金処理可能。有利選択する
    • 為替差益の場合:決済日まで繰延処理
    • 為替差損の場合:一括損金算入

繰越欠損金

適用要件

  • 10年以内に生じた欠損金額であること
  • 欠損事業年度に青色申告書を提出していること

損金算入額の変遷

  • 平成24年4月より前:100%
  • 平成24年4月から平成27年3月:80%
  • 平成27年4月から平成28年3月:65%
  • 平成28年4月から平成29年3月:60%
  • 平成29年4月から平成30年3月:55%
  • 平成30年4月から:50%

今日やったこと

  • 租税法の有価証券、棚卸資産、外貨建取引、繰越欠損金の論点

明日やること

  • 租税法の講義
  • 管理会計論の復習