租税法

寄附金 (2020年12月30日・租税法)

短答式試験まで 143 日

論文式試験まで 232 日

寄附金に関する典型的な問題の解き方

  1. 時期ズレの修正寄付金の認識は現金主義(交際費等は発生主義)なので、会計上の処理とずれることがある
  2. 仕訳の修正(時価より低い価額で資産を譲渡した場合、会計上で寄附金は計上されないが、税法上では寄付金が計上される)
  3. 完全支配関係法人に対する寄附金・受贈益の確認:この場合、完全支配関係法人間の損益調整も考慮する必要あり
  4. 限度額の計算(テンプレートを使う)
  • 注意:寄附金の損金算入限度額に関しては、計算に時間がかかるので、本試験で出たときは後回しにした方が賢明

寄附金の分類

  1. 指定寄附金等:国等に対する寄附金、指定寄付金
  2. 特定公益増進法人投に対する寄附金:日本学生支援機構、日本赤十字社など
  3. 一般寄附金:政党、宗教法人、日本商工会議所など

寄附金の損金算入限度額の算定方法

  1. 指定寄附金等:全額損金算入
  2. 特定寄附金:覚え方は「ミナコとムツコ2人」
    1. 期末資本金等×3.75/1,000
    2. (別表四仮計+支出寄付金)×6.25/100
    3. (1+2)÷2=特別限度額
  3. 通常の損金算入限度額:覚え方は「ニコニコ4文字」
    1. 期末資本金等×2.5/1,000
    2. (別表四仮計+支出寄付金)×2.5/100
    3. (1+2)÷4=通常限度額

寄附修正

  • 対象:完全支配関係法人
  • 処理:受贈益・寄附金の額、子法人の株式を加減算する
  • 寄付修正が必要な理由:租税回避行為の防止

今日やったこと

  • 租税法の寄附金の論点
  • 財務会計論(計算)のキャッシュフロー計算書の論点

明日やること

  • 監査論の復習
  • 監査論の答案練習
  • 管理会計論の問題集
  • 財務会計論(理論)の復習