管理会計論

標準原価計算 (2020年9月18日・管理会計論)

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原価差異の会計処理

原価差異の会計処理の時期と理由

  • 時期:会計期間末
  • 理由:財務諸表作成目的

原価差異の会計処理の分類

  • 正常な原価差異
    • 受入価格差異:当期の払出高と期末有高に配賦
    • 受入価格差異以外(比較的少額の場合):売上原価に賦課(原則)
    • 受入価格差異以外(比較的多額の場合):売上原価と期末の棚卸資産に配賦
  • 異常な原価差異:営業外費用又は特別損失

受入価格差異以外の会計処理

  • 比較的少額の場合(原則):売上原価に賦課(原則)
  • 比較的多額の場合(例外)
    • 一括調整方式:標準原価計算がメイン、(①原価要素別に数量で配賦②金額で配賦)
    • 転がし調整方式:実際原価計算がメイン

材料受入価格差異の会計処理

  1. 期末在高と払出高への配賦(数量ベース)
  2. 当期払出高の取り扱い(基準に規定なし
    • 原則:売上原価、期末製品、数量差異に配賦
    • 例外:売上原価に配賦
  3. 数量差異に配賦された材料価格差異は、「受入価格差異以外の会計処理」の準じて賦課・配賦する
  • ポイント:原価差異の分析表を作成する

仕損・減損が発生する場合の製品原価計算

分類

  • 仕損
    • 狭義の度外視法
    • 非度外視法
  • 減損(単位一致
    • 狭義の度外視法
    • 非度外視法
  • 減損(単位不一致):製品の単位で行う

予想される問題

  • 受入価格差異以外の原価差異の会計処理(少額の場合)
  • 受入価格差異以外の原価差異の会計処理(多額の場合・一括調整方式)
  • 受入価格差異以外の原価差異の会計処理(多額の場合・転がし調整方式)
  • 受入価格差異の会計処理
  • 仕損・減損が発生する場合の製品原価計算

今日やったこと

  • 管理会計論の標準原価計算の続きの論点
  • 財務会計論(理論)の棚卸資産、持分法の論点

明日やること

  • 財務会計論(計算)の事業分離の復習