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論文式試験まで 309 日
目次
責任会計とは
- 責任会計とは、管理者が責任を負う組織単位(責任センター)を会計単位として、責任センターごとに当該管理者の予算目標と実績を管理可能性に基づいて集計するシステム
管理会計の体系
経営管理機能に基づく体系
- 計画設定
- 個別計画:個別構造計画(設備投資の経済性)、個別業務計画(短期利益計画)→意思決定会計
- 期間計画:業績管理会計
- 統制
- 事前統制:業績管理会計
- 期中統制:業績管理会計
- 事後統制:業績管理会計
経営管理プロセスに基づく体系
- 経営管理プロセスのカテゴリー
- 戦略策定(戦略的計画):Top、中長期経営計画、ほとんど計画
- マネジメント・コントロール:Middlem、予算管理、計画と統制の相互作業を必要とする活動
- タスク(オペレーショナル)・コントロール:Lower、標準原価管理、ほとんど統制
- 管理会計の主たる貢献:主としてマネジメント・コントロールだが、3つすべてに役立つ
マネジメント・コントロール
- タスク・コントロールとの違い:タスク・コントロールは「物理的な生産プロセス」を対象とする一方、マネジメント・コントロールは「人間が行う意思決定」をコントロール対象とする。
- マネジメント・コントロールの必要性:全社的な目標整合性を確保し、管理者の意思決定が部分最適に陥ることを防止する
- マネジメント・コントロール・システム:戦略の妥当性も管理する
管理会計システムの二面性
- 上位者から下位者への影響システム
- 下位者から上位者への情報システム
戦略遂行メカニズムの種類
- 組織構造
- 組織文化
- 人的資源管理
- マネジメント・コントロール
バランスト・スコアカード(BSC)
基本用語
- 経営理念(ミッション)→ビジョン→経営戦略(ストラテジー)
- 会社戦略(企業戦略)と事業戦略(競争戦略)
- 計画的戦略(当初に意図した戦略)と創発戦略(修正後の戦略)
- 戦略コミュニケーション(組織に浸透させる)と概略モニタリング(チェック)
- BSCとは:業績評価を行うとともに、企業の戦略を実行するシステム。戦略策定・遂行のためのツール
BSCにおける4つの視点
- 財務の視点:株主目線
- 顧客の視点:顧客目線
- 業務プロセスの視点:経営者目線
- 学習と成長の視点:従業員目線
BSCの作成プロセス
- ビジョン及び戦略の設定
- 戦略目標の設定:ビジョンや戦略を具体的な目標に分解して置き直したもの
- 重要成功要因(CSF)の設定
- 重要業績評価指数(KPI)の設定
- 重要業績評価指標とは:客観的、定量的(定量的情報)。非財務的尺度も選ばれる
- 先行指標(パフォーマンスドライバー):施策の実行の程度を測定する指標
- 成果指標(遅行指標、結果指標):戦略目的がどの程度実現できたか評価する指標
- 施策の策定
BSCにおける因果関係
- 縦の因果連鎖:「学習と成長の視点の指標の改善」→「内部プロセスの視点の指標の改善」→「顧客の視点の指標の改善」→「財務の視点の指標の改善」
- 横の因果連鎖:「施策の実施」→「業績評価指標の向上」→「重要成功要因の達成」→「戦略目標の実現」
- BSC間の因果連鎖:下位部門のBSCが上位部門のBSCに役立つようにする
BSCの目的
- 戦略マネジメント:戦略実現までの道筋を論理的に表現
- 無形資産を利用した価値創造:無形資産を積極的に活用した価値創造の戦略
- 戦略そのものの修正を行うこともあり得る点において、伝統的なマネジメントと異なる
予想される問題
- 経営管理機能、経営管理プロセスに基づく管理会計の体系
- BSCの4つの視点
- BSCの作成プロセス
- BSCにおける因果関係
今日やったこと
- 管理会計論の答案練習
- 管理会計論の分権組織とグループ経営の続きの論点
- 財務会計論の理論の復習
- 財務会計論(理論)の答案練習
明日やること
- 管理会計論の分権組織とグループ経営の練習問題
- 管理会計論の基礎のまとめ
- 管理会計論の理論問題
- 財務会計論(理論)の復習
- 財務会計論(計算)の復習