財務会計論(計算)

事業分離会計 (2020年8月15日・財務会計論)

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論文式試験まで 369 日

事業分離概略(事業分離会計)

事業分離とは

  • 事業を移転すること

分離元企業の考え方

  • 分離元企業とは、事業を切り離す方の企業
  • 事業分離会計を行う
  • 投資の清算」と「投資の継続」に分けることができる

分離先企業の考え方

  • 分離先企業とは、事業を取得する方の企業
  • 企業結合会計を行う
  • 取得」と「共通支配下の取引」に分けることができる

事業分離のパターン(事業分離会計)

分離元企業

  • 対価が株式
    • 子会社及び関連会社のとき:投資継続(子会社のときは共通支配下の取引というが、処理は同じ)。資産と負債簿価差額株式移転損益は上げない
    • その他:投資清算資産と負債は簿価株式は時価差額は移転損益
  • 対価が現金
    • 子会社のとき(関連会社含まず):共通支配下の取引資産と負債は簿価現金も簿価移転損益を仕方なく上げる(連結で消去する)
    • 子会社以外(関連会社も含む):投資清算資産と負債は簿価現金は時価差額は移転損益

分離先企業

  • 対価が株式
    • 子会社のとき(関連会社含まず):共通支配下の取引又は逆取得資産と負債簿価差額資本のれんは上げない
    • 子会社以外(関連会社も含む):取得資産と負債は時価資本も時価差額はのれん
  • 対価が現金
    • 子会社のとき(関連会社含まず):共通支配下の取引資産と負債は簿価現金も簿価のれんを仕方なく上げる(連結で消去する)
    • 子会社以外(関連会社も含む):取得資産と負債は時価現金も時価差額はのれん

対価が現金のみのときの連結上の処理(事業分離会計)

分離先企業が子会社のとき

  • 分離元企業が個別財務諸表上で認識した「移転損益」と分離先企業が個別財務諸表上で認識した「のれん」を全額相殺消去する
  • 仕訳:移転損益 XXX / のれん XXX

分離先企業が関連会社のとき

  • 分離元企業が個別財務諸表上で認識した「移転損益」のうち、投資会社持分相当額のみ消去する。
  • 仕訳:移転損益 XXX / 関連会社 XXX

分離先企業が子会社でも関連会社でもないとき

  • 分離元企業が個別財務諸表上で認識した「移転損益」は、連結上でも消去しない

対価が分離先企業の株式のみで、分離先企業が子会社となった場合の連結上の処理(事業分離会計)

連結上のあるべき会計処理を直接行う

  • 2つの処理に分けられる
  • 分離先企業の新規子会社として取得した処理:
    • ポイント:分離先企業を事業分離前の時価評価
    • 仕訳:諸資産 XXX / 諸負債  XXX
         のれん XXX / 支払対価 XXX
                 非支配株主持分 XXX
  • 移転した事業の持分減少分を一部売却として処理:
    • ポイント:移転事業の持分減少を株主資本相当額(簿価)で非支配株主に振り分け
    • 仕訳:受取対価 XXX / 非支配株主持分 XXX
                  資本剰余金   XXX

予想される問題

  • 現金を対価としたときの事業分離会計における連結修正仕訳
  • 株式を対価としたとき、分離先企業が子会社となった場合の連結上の処理

今日やったこと

  • 共通支配下の取引の論点
  • 事業分離会計の基本

明日やること

  • 事業分離会計の続き