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目次
個別と連結の違い(退職給付会計)
考え方
- 未認識数理計算上の差異と未認識過去勤務費用について
- 個別:遅延認識する
- 連結:遅延認識せず一気に計上する
- ただ、P/Lはいじらず、その他の包括利益で調整する
勘定科目
個別 | 連結 |
---|---|
退職給付引当金 | 退職給付に係る負債 |
前払費用 | 退職給付に係る資産 |
過去勤務債務 | 過去勤務費用 |
連結上の表示と連結財務諸表計上額(退職給付会計)
- B/S
- 退職給付に係る負債(流動負債):退職給付債務の実績額ー年金資産の公正な評価額
- 退職給付に係る資産(投資その他の資産)
- 退職給付に係る調整累計額(その他の包括利益累計額):当期末未認識の差異×(1-税率)
- 繰延税金資産:退職給付に係る負債×税率
- P/L
- 退職給付費用(販管費):個別と同じ
- 法人税等調整額:個別と同じ
- 包括利益計算書
- 退職給付に係る調整額(その他の包括利益):(当期末未認識の差異ー前期末未認識の差異)×(1-税率)
連結上の退職給付会計の解き方(連結財務諸表)
基本
- 前期末の未認識の各種差異を求める
- 当期末の未認識の各種差異を求める
- 差額×(1-税率):「退職給付に係る調整額」(その他の包括利益)
- 当期末の未認識差異:退職給付に係る負債
- 当期末の未認識差異×(1-税率):退職給付調整累計額
- 当期末の未認識差異×(税率):繰延税金資産
包括利益計算書において、組替調整を行う場合
- 退職給付に係る調整額を(1-税率)で割戻し
- 組替調整:前期以前の未認識の解消
- 発生額:当期に生じた未認識及び、当期に生じた未認識の解消
予想される問題
- 連結会計における退職給付会計の問題
今日やったこと
- 連結会計における退職給付会計の論点
- 練習問題
明日やること
- 連結における退職給付会計の論点続き
- 答案練習