租税法

みなし配当、リース取引、繰延資産 (2021年1月7日・租税法)

短答式試験まで 135 日

論文式試験まで 224 日

みなし配当

みなし配当の出題パターン

  1. 資本の払い戻し
  2. 解散による残余財産の分配
  3. 自己株式の取得(市場買入を除く)

みなし配当の問題の解き方

  1. 完全支配関係法人に該当するか確認
  2. テンプレートを使って受取配当金に該当する額を算定
  3. 仕訳の調整を行う
  4. 受取配当金の益金不算入額を算定
  5. 所得税額控除を埋める

リース取引

オペレーティング・リース取引

  • 税務上、リース取引に該当しないので、支払い時に損金算入

ファイナンス・リース取引

  • 移転外ファイナンス・リース取引以外:償却率を使用して、普通の固定資産のDep計算を行う
  • 移転外ファイナンス・リース取引:月割で償却(償却率は使用しない)

セール・アンド・リースバック取引

  • 考え方:ただの借入とみなし、資産は継続して所有しているものと考える
  • リース料のうち元本部分:Dep扱い
  • リース料のうち利息相当額部分:調整なし
  • 償却限度額の算定:資産を継続して所有するものとした場合の償却限度額

繰延資産

考え方

  • 税務上の繰延資産の範囲は会計上の繰延資産の範囲より広い
  • 原則的処理:支出した額を、支出の効果の及ぶ期間にわたって月割計算で償却

ひっかけポイント

  • 会計上の繰延資産(株式交付費、社債発行費、創立費、開業費、開発費):必ず調整不要
  • 支出時点で建設を着手していないとき:着手した時から開始
  • 少額繰延資産:20万円未満のとき、損金の額に算入される
  • 簡易な施設の負担金:一括損金算入できる

今日やったこと

  • 租税法のみなし配当、リース取引、繰延資産の論点
  • 財務会計論(理論)の株主資本等変動計算書、持分法、キャッシュフロー計算書の論点の復習
  • 財務会計論(計算)の総復習

明日やること

  • 財務会計論の追加答練
  • 企業法の講義受講
  • 財務会計論(計算)の問題集
  • 管理会計論の問題集