財務会計論(理論)

固定資産  (2020年8月31日・財務会計論)

短答式試験まで 264 日

論文式試験まで 353 日

有形固定資産の各論

自家建設

  • 取得原価:
    • 原則:適正な原価計算基準にしたがって製造原価を計算
    • 例外:稼働前の借入資本の利子率を取得原価に算入
  • 算入説の論拠
    • 稼働前の借入利子を発生時に費用化すると、収益が費用の前に計上され、費用収益対応の法則の観点から妥当ではない
  • 不算入説の論拠
    • 1.自己資金で自家建設した場合と取得原価を一致させることができ、比較可能性が高まる
    • 2.算入すると、資産の貸借対照表価額に恣意性が介入するおそれがある
    • 3.借入利息は財務費用なので、営業外費用として処理すべき

交換(同種資産)における取得原価

  • 自己資産の適正な帳簿価額を取得原価とする
    • 理由①:等価交換が前提なので、損益は生じない
    • 理由②:現金又は現金等価物を受け取っているわけではないので、損益実現とはいえない
    • 理由③:同一種類、同一用途の固定資産間の交換は、投資の継続性が認められ、会計上同一視でき、実質的に取引がなかったものと考えれる
    • 理由④:簿価=未回収の支出額なので、取得原価主義に反しない
    • 反論①:資産の取得価額は取得時における経済的価値を反映すべきである

交換(異種資産)における取得原価

  • 時価をもって取得原価とする
    • 理由①:投資の継続性が存在しない
    • 理由②:取得原価主義に反しない

贈与(無償取得)にける取得原価の決定

  • 時価をもって取得原価とする
    • 理由①:財政状態の明瞭表示が可能
    • 理由②:経営成績の明瞭表示が可能

資本的支出と収益的支出

  • 資本的支出:将来の収益との対応関係がある
  • 収益的支出:発生した期に全額費用処理する

減価償却

正規の減価償却

  • 固定資産の取得原価は、各期に費用配分
  • 経営者の恣意性が介入することを防止するために「計画的(毎期)・規則的(同じ方法)」に行う

減価償却の目的

  • 適正な期間損益計算

減価償却の効果

  • 固定資産の流動化
  • 自己金融効果:非現金支出費用

減価の種類とその発生原因

  • 物質的減価
    • 予測可能:利用・時の経過→通常減価(=正規の減価償却
    • 予測不能:天災・事故→偶発減価(=特別損失として処理)
  • 機能的減価
    • ある程度予測可能:陳腐化、不適応化→現行:偶発減価(=プロスペクティブ方式)、従来:通常減価(=臨時償却

予想される問題

  • 有形固定資産の各論点(時価建設・交換・贈与)
  • 減価償却の論点(目的・効果・種類)

今日やったこと

  • 管理会計論の個別原価計算の続きの論点
  • 財務会計論(理論)の固定資産の論点
  • 練習問題

明日やること

  • 管理会計論の単純総合原価計算
  • 管理会計論の答案練習
  • 財務理論の固定資産の論点続き