財務会計論(計算)

個別キャッシュ・フロー計算書 (2020年8月13日・財務会計論)

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論文式試験まで 371 日

間接法とは(個別キャッシュフロー)

間接法と直接法の違い

  • 営業活動によるキャッシュ・フローの小計より上の求め方が違う
  • 実務では、圧倒的に間接法の方が求めやすい

間接法を用いて小計より上を求める手順

  1. 営業外損益・特別損益項目の調整
  2. 販管費の非資金損益項目の調整
  3. 営業活動に係る資産・負債の増減額の調整

間接法を解くうえでの注意点

  • 税引当期純利益から開始するので、最初に税金を加算する必要あり
  • 小計以下は直接法と変わらない

営業外損益・特別損益項目の調整

基本

  • 営業外収益・特別利益減算
  • 営業外費用・特別損失加算

注意

  • 営業活動に係る資産・負債を伴うものは計上しない(例:貸倒損失
  • 為替差損益営業活動に係る債権・債務(例:売掛金や買掛金)による為替差損益は計上しない
  • 受取利息配当金・支払利息全額計上する(経過勘定も含める)。(小計の下のものは、現金収支額のみで、経過勘定を控除することに注意)

販管費の非資金損益項目の調整

基本

  • 収益:減算
  • 費用:加算のれん償却・減価償却

注意

  • 営業活動に係る資産・負債を伴うものは計上しない(例:退職給付引当金・貸倒引当金・賞与引当金・役員賞与引当金

営業活動に係る資産・負債の増減額の調整

基本

  • 資産(売上債権・前払金・棚卸資産)
    • 増加減算
    • 減少加算
  • 負債(仕入債務・前受金・引当金)
    • 増加加算
    • 減少減算

注意

  • 営業利益に影響を与えるものしか調整しない
  • 具体例:売上債権仕入債務棚卸資産・営業活動に係る経過勘定(前払金前受金)・賞与引当金役員賞与引当金貸倒引当金退職給付引当金

予想される問題

  • 個別キャッシュフロー計算書を間接法で作成する問題

今日やったこと

  • 個別キャッシュフローの間接法の論点
  • 復習(在外子会社・連結・退職給付会計・包括利益)

明日やること

  • 答案練習
  • 企業結合会計