財務会計論(計算)

連結税効果その1 未実現損益 (2020 年 8 月 2 日・財務会計論)

短答式試験まで 292 日

論文式試験まで 381 日

連結財務諸表特有の一時差異

  1. 評価差額
  2. 未実現損益:多くの場合、連結上の利益の減少(将来減算一時差異)=法人税等減少
  3. 貸倒引当金:連結上の利益の増加(将来加算一時差異)=法人税等増加
  • 連結財務諸表特有の一時差異に関しては、連結税効果会計によって法人税等調整額を計上する

未実現損益に伴う連結税効果会計

棚卸資産

  • ポイント:翌期に利益が実現する
  • 法人税等調整額及び繰延税金資産の額:商品の未実現損益×税率
  • 発生年度(期末)当期利益の減少が税の分少なくなる
    繰延税金資産 XXX / 法人税等調整額 XXX
  • 解消年度(期首)前期利益の減少が税の分少なくなり当期利益の増加が税の分少なくなる
    法人税等調整額 XXX / 利益剰余金ー当期首残高 XXX
  • アップストリームの場合:非支配株主持分への利益増減分の振り分けは税効果適用後の利益に基づいて行う

非償却性資産

  • ポイント:売却時に利益が実現するので、翌期には実現しない
  • 発生年度(期末)当期利益の減少が税の分少なくなる
    繰延税金資産 XXX / 法人税等調整額 XXX
  • 解消年度(期首)前期利益の減少が税の分少なくなる
    繰延税金資産 XXX / 利益剰余金ー当期首残高 XXX
  • アップストリームの場合:非支配株主持分への利益増減分の振り分けは税効果適用後の利益に基づいて行う

貸倒引当金に伴う連結税効果会計

  • 法人税等調整額及び繰延税金資産の額:貸倒引当金の解消額×税率
  • 発生年度(期末):当期利益の増加が税額の分少なくなる
    法人税等調整額 XXX / 繰延税金負債 XXX
  • 翌期:前期の分に加え、当期の分の利益の増減が加味される
    利益剰余金ー当期首残高 XXX / 繰延税金負債 XXX
    法人税等調整額     XXX
  • アップストリームの場合:非支配株主持分への利益増減分の振り分けは税効果適用後の利益に基づいて行う

予想される問題

  • 未実現損益における連結税効果会計に関する問題

今日やったこと

  • 未実現損益における連結税効果会計の論点
  • 昨日の復習

明日やること

  • 未実現損益における連結税効果会計の論点
  • 復習
  • 答案練習