財務会計論(計算)

2020年7月4日 財務会計論(本支店会計・退職給付会計・資産除去債務)

短答式試験まで 322 日

論文式試験まで 411 日

本支店会計の会計処理(本支店会計)

大まかな流れ

  • 支店開設時の資産及び負債の移管
  • 期中の本支店間取引
    • 商品売買取引(支店売上・本店仕入勘定)
    • 商品売買以外の取引(支店・本店勘定)
  • 未達事項の整理
  • 合併精算表の作成(出ない)
  • 合併整理仕訳
    • 内部利益の消去(今日の範囲)
    • 内部取引の相殺
    • 法人税等の計上(今日の範囲)
  • 合併財務諸表の作成

本支店会計における内部利益の消去(本支店会計)

内部利益に関する勘定科目

  • 繰延内部利益合併B/S商品から控除される
  • 繰延内部利益控除当期の利益のマイナスで、合併P/L期末商品棚卸高から控除される
  • 繰延内部利益戻入当期の利益のプラスで、合併P/L期首商品棚卸高から控除される

内部利益の消去するステップ

  1. 本支店会計は、仕訳をすべてする必要はない。合併P/Lに数値を埋めていくだけで良い
  2. 合併P/Lの売上高、当期商品仕入高を埋める
  3. 未達事項を整理する
  4. 繰延内部利益を戻し入れた、期首商品棚卸高を計算し、合併P/Lに埋める
  5. 繰延内部利益を控除した、期末商品棚卸高を計算し、合併P/Lに埋める

本支店会計における法人税等の計上(本支店会計)

株式会社全体の当期純利益に基づき算定する。

支店が複数ある場合の2つの会計処理方法(本支店会計)

本店集中計算制度

  • すべての支店間取引を、本店を経由したように擬制して処理する
  • 本店が支店のすべての取引を管理したい場合に使われる
  • 支店に管理能力がない場合にとられる

支店分散計算制度

  • すべての支店間取引を、本支店間取引と同様に、支店同士で処理する

退職給付の分類(退職給付会計)

退職一時金制度と企業年金制度

  • 退職一時金制度一括で支払われる
  • 企業年金制度:一定期間に渡り退職金が分割により支払われる

内部積立型と外部積立型

  • 内部積立型企業内部で積立する。退職一時金制度の問題は基本的に内部積立型。
  • 外部積立型外部機関に積立する。企業年金制度は基本的に外部積立型。
    • 確定給付型:運用リスクを企業側が負担する。
    • 確定拠出型:運用リスクを従業員側が負担する。

退職給付会計の基本的会計処理(退職給付会計)

  • 退職給付見込額基礎率をもとに算定
  • 期首の退職給付債務退職給付見込額の前期までの発生額÷(1+割引率)^(残存勤務年数+1)
  • 期末の退職給付債務退職給付見込額の当期までの発生額÷(1+割引率)^(残存勤務年数)
  • 勤務費用退職給付見込額の当期発生額÷(1+割引率)^(残存勤務年数)
  • 利息費用期首の退職給付債務×割引率
  • 当期の退職給付費用期末の退職給付債務ー期末の退職給付債務勤務費用+利息費用

資産除去債務とは(資産除去債務)

  • 当該有形固定資産に対して、債務の履行を免れることがほぼ不可能な義務
  • 化学薬品工場や原子力発電所などがこれに該当する場合が多い

資産除去債務にかかわる会計処理(資産除去債務)

資産除去債務の計上額と調整額

  • 将来資産を除去するのにかかると見込まれる額の割引現在価値を「資産除去債務」勘定に計上する
  • 固定資産=取得原価+資産除去債務
  • 資産除去債務の調整額期首の資産除去債務×割引率

予想される問題

  • 内部利益の消去をして、合併P/Lを求める問題
  • 支店が複数ある場合の、未達事項を整理する仕訳
  • 本支店会計の総合問題(支店が複数ある場合の未達事項整理、内部利益の算定をし、その後合併P/Lを求める問題)
  • 退職給付会計における各年度の退職給付費用の算定

今日やったこと

  • 本支店会計における、内部利益の消去と複数支店の処理(論理)
  • 本支店会計の練習問題
  • 退職給付会計の基本論点
  • 資産除去債務の基本論点

明日やること

  • 退職給付会計の論点の続き
  • 練習問題