短答式試験まで 274 日
論文式試験まで 363 日
目次
分配可能額の基本
分配可能額算定の目的
- 債権者保護
財源規制の対象
- 剰余金の配当
- 自己株式の取得
剰余金とは
- 剰余金=その他資本剰余金+その他利益剰余金
分配可能額の算定
算定方法
- 式:分配可能額=分配時の剰余金ー自己株式ーのれん等調整額の減算額ーその他有価証券評価差額金の貸方残高
- 手順:
- 1.分配時の剰余金を求める
- 2.自己株式を調整する
- 3.のれん等調整額の減算額を求める
- 4.その他有価証券評価差額金・土地再評価差額金を求める
分配時の剰余金
- 前期末B/S計上額に当期中の剰余金の増減額を加減する
自己株式の調整
- 自己株式の調整額=前期末B/Sの自己株式の計上額+当期中の自己株式の取得額
- 注意:自己株式の消却と処分は分配可能額に影響しない
のれん等調整額の減算額
- のれん等調整額=(前期末B/Sの「のれん」÷2)+前期末B/Sの「繰延資産」
- 資本等金額=前期末B/Sの「資本金」+前期末B/Sの「準備金」
- 算定方法:
- のれん等調整額≦資本等金額の場合:減算額なし
- (のれん等調整額≧資本等金額)かつ(「のれん」÷2≦資本等金額+その他資本剰余金)の場合:減算額=のれん等調整額ー資本金等金額
- (のれん等調整額≧資本等金額)かつ(「のれん」÷2≧資本等金額+その他資本剰余金)の場合:減算額=その他資本剰余金+繰延資産
その他有価証券評価差額金・土地再評価差額金
- 前期末B/Sが借方(評価損があるとき):分配可能額から控除
- 前期末B/Sが貸方(評価益があるとき):影響なし
- 注意:繰延ヘッジ損益は借方でも影響を与えない
予想される問題
- 分配可能額を求める問題
今日やったこと
- 分配可能額の論点
- 財務会計論計算の総復習
明日やること
- 答案練習
- 管理会計論開始