工業簿記

2020年5月27日 工業簿記(材料費・労務費)

論文式試験まで449日

予定消費単価(材料費)

予定消費単価とは

予定消費単価:あらかじめ決めておいた材料の消費単価のこと。

予定消費単価の仕訳

仕掛品 2,500/材料 2,500

材料消費価格差異

材料消費価格差異=予定消費額ー実際消費額

  • 不利差異(借方差異):原価差異が△の場合

    材料消費価格差異 1,800/材料 1,800

  • 有利差異(貸方差異):原価差異が+の場合

    材料 1,000/材料消費価格差異 900

直接労務費と間接労務費(労務費)

  • 直接労務費:直接工の直接作業時間
  • 間接労務費:直接工の直接作業時間以外

仕訳(労務費)

  1. 月初めの再振替仕訳

    未払賃金 220/賃金 220

  2. 賃金を支払ったときの仕訳

    賃金 620/預り金 120
         現金 500

  3. 月末に未払賃金を計上したときの仕訳

    賃金 200/未払賃金 200

  4. 直接労務費を仕掛品に振り替える仕訳

    仕掛品 500/賃金 500

  5. 間接労務費を製造間接費に振り替える仕訳

    製造間接費 100/賃金 100

予定賃率(労務費)

予定賃率のメリット

  1. 労務費の賃率が固定されるから、労務費の賃率変動の影響を排除できる
  2. 月末まで待たずに計算できる

予定賃率の仕訳

仕掛品 400,000/賃金400,000

賃率差異

賃率差異=予定賃金消費額ー実際賃金消費額

  • 不利差異(借方差異):原価差異が△の場合

    賃金差異 5,000/賃金 5,000

  • 有利差異(貸方差異):原価差異が+の場合

    賃金 10,000/賃金差異 10,000

今日やったこと

  • 上の範囲
  • 今日やった範囲の練習問題