第 1 回短答式試験まで 178 日
論文式試験まで 435 日
目次
現金の範囲(現金)
現金勘定に含まれるもの
- 現金 = 通貨+通貨代用証券
4つの主な通貨代用証券
- 他人振出手形
- 配当金領収証
- 利払日の到来している公社債の利札
- 郵便為替証書(郵便の口座の小切手)
現金に含まれないもの
- 自己振出小切手→当座預金残高をプラス
- 先日付小切手→受取手形として処理
- 利払日の到来していない公社債の利札
- 未使用の収入印紙、切手、回数券など
- 領収証
外国通貨
- 決算時の為替相場(CR、Current Rate)による円換算額を付する
- 為替差損益勘定で処理
現金過不足(現金)
現金過不足とは
現金過不足とは、現金の勘定残高と実際有高(実査額)との間に差額がある場合の当該差額。
現金過不足の処理方法
差額を雑損または雑益として計上。
想定される問題(現金)
- 実査額を計算する
- 現金の勘定残高を修正する
- 実査額と修正残高を比べて、現金過不足を計算する
小切手の処理(当座預金)
- 小切手の振出→当座預金の減少
- 他人振り出しの小切手受け入れ→現金の増加
- 自己振り出しの小切手受け入れ→当座預金の増加
当座借越(当座預金)
二勘定制
- 当座借越の処理には、一勘定制と二勘定制の2種類あり
- 二勘定制
- 当座預金のプラス→当座預金勘定
- 当座預金のマイナス→当座貸越勘定
当座借越の注意点(当座預金)
- 勘定科目では「当座借越」だが、表示科目は「短期借入金」なので注意。貸借対照表では名前が変わる。
- 取引銀行が複数あり、一方が残高プラス、一方が残高マイナスの時、相殺してはいけない。それぞれ別々に勘定科目を表示。
銀行勘定調整表(当座預金)
企業側の修正
企業側の修正は修正仕訳を行う。
- 自己振出小切手を「現金」勘定の増加として処理している場合(企業側のプラス)
- 未渡小切手(企業側のプラス)
- 買掛金などの債務:逆仕訳
- 営業費などの費用:未払金勘定を使用
- 連絡の未通知(企業側のプラスまたはマイナス)
- 企業側の誤記入
銀行側の修正
銀行側の修正は、修正仕訳を行わない。何もしなくてもいずれ解消するものに関しては修正仕訳を行わない。
- 未取付小切手(銀行側のマイナス)
- 未取立小切手(銀行側のプラス)
- 時間外預入(銀行側のプラス)
想定される質問(当座預金)
- 当座借越の二勘定制において、複数の取引銀行の勘定を相殺してしまっている時の修正仕訳
- 銀行勘定調整表の作成
- 当座預金の修正仕訳
今日やったこと
- 現金
- 当座預金
明日やること
- 定期預金
- 現金、当座預金、定期預金の問題